イガリの日記

福島県いわき市在住、会社員イガリ(37)の趣味雑記ブログ。

サブブランドでも大丈夫!ワイモバイルでもホームアンテナ3を無料でレンタルして自宅の電波状況を改善できた話

皆さん、携帯電話はどこのキャリアをお使いですか?自分は少し前に楽天モバイルも使ってみたりしましたが、結局はワイモバイルで落ち着いています。

楽天モバイルをやめた理由はおいおい書くとして、ワイモバイルはMVNOと比べてそこまで安い訳ではありませんが、3大キャリアより確実に安くて助かっています。

ところが最近、困った事が…。

自宅での電波の入りが悪い

今年の春ぐらいからでしょうか。以前まではiPhoneのアンテナマークが最大の4本立っていて何の問題もなかった自宅の電波状況ですが、ここ最近は時折1本ぐらいしか立たない時が多くなりました。

[caption id="attachment_916" align="alignnone" width="640"] 自宅で電波が悪いワイモバイル[/caption]

とはいえ自宅にはWi-Fi環境もあるのでインターネットする分には何の問題もありませんし、電話も基本的にLINE通話かFaceTimeオーディオといったインターネット経由のIP電話しか使わないので、特に支障はありませんでした。

ところが、少し前に友人から普通に電話がかかって来たのですが、その通話がところどころ無音になったりで聞き取りづらい。友人も携帯からでしたが、おそらく自分が原因だと思われました。他の友人や家族から電話がかかってきた際も、同様の症状が出ていたからです。

そんなにそんな通話する機会が多いわけでもありませんが、若干困ったなーと思っていました。

サポートが弱いサブブランド

ワイモバイルは、よくサブブランドに分類されます。

ドコモ、auソフトバンクがいわゆる3大キャリア。MNOと称されるものです。

MNOの詳しい解説は他のサイトに譲るとして(単に面倒くさいだけ)、簡単に書くと携帯電話事業において基地局も通信設備も全て自社でやってますよという業者の事です。今よくCMをやっている楽天モバイルのUN-LIMITも、MNOに分類されます。

それに対してmineoやIIJmioのような格安SIMと呼ばれるサービスは、基地局や通信設備は自社で持たず大手キャリアの物を間借りしてサービスを提供している業者であり、MVNOと呼びます。

では、ワイモバイルはどれなのか。ワイモバイルは今でこそサービスを終了してしまいましたが、PHSを展開していた事業者のため、PHS基地局や通信設備を持っていました。

また、ワイモバイルの前身はWILLCOMPHS事業者)とイーモバイルであり、イーモバイルといえばソフトバンクがボータフォンを買収して携帯事業に参入したのとほぼ同時期に新規参入した携帯事業者であり、独自に基地局の設置等をしていたので、自社の通信設備を保有しています。

つまり、ワイモバイルはMNOという位置づけなのです。現在はソフトバンクに吸収合併されているため、ソフトバンクが運営しているワイモバイルという携帯電話ブランドとなります。そのため、サブブランドと呼ばれる事が多いです。

ちなみに経緯は若干違うのですが、UQモバイルauを運営しているKDDIが運営しているサブブランドです。

そんなサブブランドですが、サブと呼ばれるだけあり、サービスは3大キャリアよりは劣ります。その筆頭なのが、自宅での電波が悪い時の対応。

ドコモやauソフトバンクでは自宅での電波の入りが悪い場合、調査員が自宅まで来てくれたり、レピーターやフェムトセルといった自宅での電波の入りをよくしてくれる機械を無料で貸し出してくれたりします。各社のホームページに、そのサービスが紹介されています。

屋内の電波改善装置のご案内 | 通信・エリア | NTTドコモ

電波の改善を要望したい(電波サポート24)| エリア:スマートフォン・携帯電話 | au

屋内の電波改善サービス | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

しかし、UQモバイルやワイモバイルのようなサブブランドでは、長年自宅での電波改善サービスは提供されていませんでした。(ただし、ワイモバイルのPHSではホームアンテナのレンタルを実施していた)

3大キャリアと同じサービスを提供してたら安く出来ないし、これは仕方ないのかなーと思っていました。

エリア改善要望に意外な表記

ワイモバイルで電波が悪い場所を報告するためには、電波改善要望というアプリを使います。

電波改善要望 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

このアプリを使うと、場所や詳しい電波状況をソフトバンク宛に送信でき、回答も返ってきます。早速アプリをスマホにインストールし、自宅にて電波状況を申告しました。

[caption id="attachment_917" align="alignnone" width="375"] 電波改善要望で申告した、自宅の電波状況[/caption] そして翌日、ソフトバンクから返信が来て、「電波改善が必要と判断しました」との記載がありました。(画像載せようと思いましたが、無断転載転用禁止と書かれていたので) これで、電波改善の候補に入ると思います。ところで気になったのが、この文章に屋内の電波状況改善サービスを紹介するURLが付いてきています。このURLに飛ぶと、ソフトバンクの屋内電波改善サービスのページが出ました。 屋内の電波改善サービス | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク このページにある『屋内の電波改善サービスの提案を受ける』ボタンを押すと、出てきたページには以下の記述が。
[caption id="attachment_918" align="alignnone" width="640"]Y!mobileも含みます』の記述が[/caption] あれ?ワイモバイルも含まれるような記述がある?もしかして、ワイモバイルでもホームアンテナ借りられるの? 試しに個人を選んで次に進みMy SoftBankへログインしてみると、自分の契約では手続きできないという事で進めず。
[caption id="attachment_919" align="alignnone" width="640"] 『お手続きできません』の記述[/caption] でも前の画面に『My SoftBankのご利用ができない個人名義の携帯電話契約のお客さまは、本ページでご提案できません。お手数ですが、下記問い合わせ窓口までご連絡をお願いいたします』と書いてあったので、試しに電話してみる事に。

電話で問い合わせる

とりあえず先ほどのページに書いてあった電話番号に電話をして聞いてみました。ソフトバンク利用の方とかを選ぶと電話番号の認証でNGを喰らうことも考え、お店などの方を選んでみる事に。電話に出た人に「ワイモバイルのスマホを使っているが、自宅での電波が悪いので何か対策等ありますか?」と質問すると、「まずワイモバイルのお客様センターに問い合わせてみてください」との事でした。 言われるがままワイモバイルカスタマーセンターへ電話。オペレーターに繋いでもらい同様の質問をすると、2つの案内をされました。 まず1つ目は、最新のiOSをインストールする事。そして2つ目はVoLTEをオフにする事でした。1つ目のiOSについては既に最新版がインストールされていたので問題ありませんでした。2つ目のVoLTEオフについてはやっていなかったので、カスタマーセンターへの電話が終わってから試してみることにしました。 その電話の最後でオペレーターのお姉さんは、VoLTEのオフでも通話品質が良くならない場合、先ほどの電話番号(つながるお父さんダイヤル)に電話をすればサポートを受ける事ができます。その際は、一度ワイモバイルのカスタマーセンターへ電話をしている、VoLTEのオフは試している旨を伝えてもらえれば大丈夫です」との事でした。 電話を切った後VoLTEオフを試してみましたが、確かに通話中のアンテナピクト表示は良くなったものの、通話品質に関してはあまり改善せず。ということで、先ほど教えてもらったとおりつながるお父さんダイヤルに電話をしました。

フェムトセルとホームアンテナ、どちらも提案してもらえる

ワイモバイルカスタマーセンターのお姉さんに言われたとおりつながるお父さんダイヤルに電話をして事情を説明すると、「ご迷惑をおかけして申し訳ございません。屋内での電波改善のための機器の貸し出しをさせていただきます」との事で、手続きに進むことができました。 ワイモバイルでも提案を受けられるってマジだったのか。 自宅でのインターネット回線を確認され、ソフトバンク光等のソフトバンクが提供するインターネット回線の場合はフェムトセルを、そうではない場合はレピーターを借りることができるそうです。自宅は先日記事にしたとおり大東建託提供の無料Wi-FiサービスSPESを使用しています。 SPESって何?今どきVDSL?大東建託の物件に導入された無料Wi-Fiについてレビューしてみた – いのししかり そのため、自動的にレピーターになりました。ソフトバンクのホームページに載っている、ホームアンテナ3という機器がレンタルできるそうです。電話での申し込み後1週間程で申し込みに対する控えの書類が届き、さらに2週間程でホームアンテナ3が届くとの事でした。

ホームアンテナ3が到着

それから2日後、ホームアンテナ3が到着しました。
[caption id="attachment_920" align="alignnone" width="640"] ソフトバンクから届いた箱[/caption] 2週間という案内は何だったのかというぐらいにすぐ届きました。ソフトバンク仕事早すぎでしょ、という嬉しい悲鳴。早速開封してみます。
[caption id="attachment_921" align="alignnone" width="640"] ホームアンテナ3一式[/caption] 箱には、ホームアンテナ3本体とACアダプタ、設置説明書にホームアンテナ3返送用の伝票が入っています。中身は至ってシンプルです。 設置説明書を読みながら早速ホームアンテナ3を設置します。説明書によると、ホームアンテナ3に付いている電波強度表示を見ながら設置場所を決めるようなのですが、電波強度が2~3本の所を探して置いてくださいとの事でした。
[caption id="attachment_922" align="alignnone" width="640"] ホームアンテナ3設置の説明文(ホームアンテナ3(HA3)接続ガイドより引用)[/caption]
[caption id="attachment_923" align="alignnone" width="640"] ホームアンテナ3設置の図(ホームアンテナ3(HA3)接続ガイドより引用)[/caption] 電波強度が一番強い所に置くならまだわかるのですが、2本から3本の所に置くというのは、なかなかシビアな所を攻める機械ですよね。 という事で手っ取り早くリビングの角にある棚にホームアンテナ3を設置してみました。
[caption id="attachment_924" align="alignnone" width="640"] リビングの棚に設置[/caption] ところが、設置した場所は電波があまり安定しないらしく、時々電波強度が0になってしまう。これではダメです。ということで場所を変えて、寝室の窓の下に設置してみました。
[caption id="attachment_925" align="alignnone" width="640"] 寝室の窓際に設置[/caption] すると、ここは電波強度が最大の4本立ってしまう。とはいえ2~3本の場所を探すのは至難の業であり、条件を満たす場所を見つけても電波が安定せず0本~3本の間を行ったり来たり。結局、電波強度が4本立つこの場所に設置しました。

電波が大幅に改善!もちろん無料です。

設置後スマホを確認すると、アンテナはバッチリ4本立っています。
[caption id="attachment_926" align="alignnone" width="640"] 自宅での電波状況が1本から4本に![/caption] ホームアンテナ3を設置した寝室だけでなく、リビングやトイレまで全ての部屋で電波が4本立つようになりました。ホームアンテナ3の効果はバッチリでした。通話も試してみましたが、今まで途切れ途切れだった通話も安定して通話が出来るようになりました。VoLTEをオンにしても通話が安定するようになったので、設置して良かったです。 ただし、ホームアンテナ3を設置してからかかってきた電話はLINE通話とFaceTimeオーディオだけなので、あまり活躍はしてませんが(笑) また、今回のホームアンテナ3レンタルに対しては完全に無料です。フェムトセルを選択しても無料ですので、ご自身の状況に合わせて選択できるのは非常に嬉しいですよね。

サブブランドや格安プランだからと言って諦めないで

ということで、ワイモバイルだけどホームアンテナを借りられたという話でした。 近年ワイモバイルやUQモバイルのようなサブブランドや、ahamoやpovoみたいな格安プランが多くなってきましたが、いつの間にかこういった契約者でもホームアンテナを借りることができるようになっているみたいです。 ahamoでは、ドコモ公式サイトでドコモレピーターかフェムトセルがレンタルできると書いてあります。
料金プラン「ahamo」をご契約のお客さまもご利用になれます。 (※ドコモレピータ概要 | 通信・エリア | NTTドコモフェムトセル概要 | 通信・エリア | NTTドコモより引用)
povoやUQモバイルでは、フェムトセルのみレンタル可能と書いてあります。
【povo/UQ mobileの電波サポート24の対応について(2021年6月18日更新)】 povo/UQ mobileは24時間以内のご連絡、および、ご自宅の訪問調査の対象外です。 ご自宅のインターネット回線がauひかりのお客さまは、auフェムトセルの郵送による設置をご案内しております。対象のお客さまへご案内を郵送致しますので、ご希望の方はお申し込みをお願いします。 (※電波の改善を要望したい(電波サポート24)| エリア:スマートフォン・携帯電話 | auより引用)
今回の記事の通りワイモバイルはフェムトセルでもレピーターでも提供を受けれますし、LINEMOに関しては確実な記述は無かったものの、恐らく同じようにサポートを受けることは可能だと思われます。 サブブランドも、確実にサービス向上しているんですね。 と言うことで、サブブランドでも電波改善サービスが受けられた話でした。mineoみたいなMVNOは難しいと思いますが、UQモバイルやワイモバイルのようなサブブランドやahamo、povo、LINEMOのようなMNOの格安プランをお使いで自宅での電波状況でお悩みの方がいらしたら、一度問い合わせてみると良いと思います。 ワイモバイルへ新規加入やMNPを検討されている方は、ワイ・ステーションからの申込がお得です。今なら端末同時購入だけでなくSIM単体契約でもキャッシュバックがもらえます。気になる方は、下のバナーからどうぞ!