イガリの日記

福島県いわき市在住、会社員イガリ(37)の趣味雑記ブログ。

無職なので北海道に行ってきた 2日目:北海道へ上陸!

無職故に時間を持て余して計画した、北海道一人旅。

無職なので北海道に行ってきた2022~序章~:北海道へ行った理由と準備 –イガリの日記

無職なので北海道に行ってきた 1日目:北海道へ向けて出発! –イガリの日記

いよいよ、北海道へ上陸します。

ほぼ眠れずに朝を迎える

初めてのフェリーは、しっかり船酔いしました。 そして、迎えた朝。結局揺れに揺れた中では眠れず、寝たのか寝てないのかわからないまま朝を迎えました。時刻は7時。

目が覚めたので、ささっと朝食を食べに行く事にしました。といっても、前日の食べ過ぎからの船酔いの反省を活かして、朝は軽めに。

これでまた船酔いして北海道を楽しめなかったら、本末転倒ですからね。朝食を軽く済ますと、ちょっくらデッキへ。前日までの大雨とは打って変わって、晴れ。

すげー!はえぇー!周り海しか見えねー!興奮しながら、気持ちいい海風を浴び1人デッキを占領してました。

このいい天気を見たら、これは朝風呂に入るしかない!という事で、大浴場へ。朝から大海原を見ながらの風呂。最高でした。お風呂を上がってからは、部屋でのんびりと片付けをしつつ、るるぶを読んでその日のなんとなくの目的地を決めたりしてました。

いよいよ上陸

そうこうしているうちに、時刻は10時半。予定よりも早めに苫小牧に到着しそうでした。アナウンスを聞き、荷物を持ってロビーに向かいます。

鍵は部屋の指定された場所に戻して、ロビーへ。ロビーには、降りるのを今や遅しと待っている人たちでいっぱい。みんな無職なのかな?(←一緒にするな)

係員の案内でエレベーターに乗り車まで戻ると、荷物を積み込み準備完了。

あとは船を降りるだけ。今や遅しと待ってました。

下船の案内が開始されると、いよいよフィールダーのエンジンON!船内をゆっくりと進むと、見えてきたのは北海道の大地!

「うぉー!北海道だ!来ちゃった北海道!!」

テンションはMAX!本州を出て、いよいよ愛車を持って北海道へ来るという長年の夢を叶えてしまいました。同じ日本なのに、異国の地へ来たような錯覚を覚えました。

初めて来た苫小牧の地にテンションは爆上がりでしたが、まずはどこに行こうか。車を駐めてるるぶを再度読み、最初の目的地を登別の熊牧場にしました。でも、時刻は11時過ぎ。その前に腹ごしらえだろうという事で通り道にある良さげなところをチョイス。白老町で白老牛のお店に寄ることにしました。

北海道の道

スマホYahoo!カーナビで白老町に設定して出発。まず北海道の道を走って思ったのが、めちゃくちゃ走りやすい!

周りは何も無いから開けてるし、道は広いしまっすぐだし、とにかく走りやすい。しかも天気は晴れ。走ってて気持ちいいに決まってますよね。

よく、「北海道は速度違反で捕まりやすい」と聞いた事がありましたが、その意味がよくわかりました。北海道初心者の自分は、基本的に左側の車線をのんびり走ってました。急ぐ旅でもないですしね。

国道235号線を南下し、途中の交差点を右折。

曲がってそんなに行かない場所に、目的のお店はありました。

牛の里というお店は、お肉屋さんの直営店で、お肉を買うこともできますしお店で食べる事もできます。着いたのは12時ちょっと前だったのですが、平日という事もあり他にお客さんはいませんでした。貸切状態のお店で席に座り、早速メニューを見ます。

値段を見て多少ギョッとしましたが、「北海道で初のご飯だし、せっかくなら豪勢にいくか!」という事で白老牛厳選ロースステーキセット160g(4,840円)とコーラを注文。とても無職とは思えません(笑)

まずは、一緒に頼んだコーラをひと口。

瓶コーラはなんで美味しいんでしょうか?気分はこれだけでビールを飲んだような美味しさ!うめぇー!

コーラを飲みながら、周りをキョロキョロして時間潰し。お店の庭も綺麗で、ゆったりたした時間が流れてます。

そうこうしているうちに、注文したランチが到着。

何これめっちゃ美味そう…これは速攻で焼くしかないでしょ!

いや、もうめちゃくちゃ美味いですよ!美味すぎて、あっという間に完食。

ごちそうさまでした。直営店だけあって、美味しい白老牛をいただけました。

近くのポロト湖を散歩

お店の近くにポロト湖という湖があるみたいなので、食後の散歩がてら行ってみました。

車を走らせる事数分。

こんな感じの湖があります。近くではレンタサイクルもあり、自転車で湖を一周する事もできるようです。美味しい昼食を食べた後ののんびり散歩、気持ち良かったです。

登別熊牧場へ

小休止も挟んで、いよいよ目的の登別へ。再度国道235号線にでてひたすら南下。ケーブルカーの駅へ到着。

登別の熊牧場、実は5年ほど前に勤めていた会社の社員旅行で来るはずだったんです。ところが、その日はあいにくの大雨。ケーブルカーが運休との事で、結局行けずじまいだったのです。という事で、5年越しのリベンジです。

駅の窓口でケーブルカーの乗車券と熊牧場の入場券で2,650円を支払い、ケーブルカーへ。平日の昼間とはいえ、ケーブルカーに1人で乗るのは自分だけでした(笑)

ケーブルカーに乗ると、かなりの距離を登ります。ケーブルカーから見える景色もまた綺麗でした。

ケーブルカーで登った先に、クマ牧場がありました。

ここも脳筋さんの動画で紹介されてたのがきっかけで来たのですが、熊さんたちがだらけきってたのが印象的でした。

しかもこの熊、餌を持ってる人を認識してるんですよね。園内では熊にあげる餌を買う事ができるのですが、その餌を持ってるお客さんの所には寄ってきたり「くれ!」というポーズをしたりします。自分は餌を買わなかったので、一匹たりとも寄ってくる事はありませんでした(笑)

園内にはヒグマ博物館があり、その屋上から見える景色がまた綺麗でした。

北海道上陸初日ですが、どこもかしこも景色が綺麗で本当に癒されます。

資料館は、熊の生態などが詳しく紹介されています。

こうやって見てる分にはいいですけど、襲われるのは勘弁ですね(>_<)

そうこうしているうちに結構いい時間いたので、熊牧場を後にすることに。帰りももちろんロープウェイです。

ケーブルカーから見下ろす愛車。

支笏湖へ寄り道する

この日の夜は札幌に行こうと思ってたのですが、その前に支笏湖を経由して札幌に行く事にしました。

途中、ガソリンスタンドで給油をしてから支笏湖方面へ。支笏湖に到着したのは16時。

駐車場は17時までだったので、急いで見ることに。支笏湖にある売店で、ソフトクリームをいただきました。

美味かったー。長距離ドライブのお供はソフトクリームに限りますな(笑)

一休みしたら、支笏湖を散策。

雄大な湖で、心癒される時間でした。

仮眠と絶景

30分ほどで支笏湖を出ることにしましたが、その頃に襲ってきたのは睡魔。そりゃそうです。前日はフェリーでほぼ一睡もできなかったのですから。眠くなるのも当然です。

支笏湖の駐車場は前述の通り17時までなので、とりあえず駐車場を出て、近くにあった路側帯へ車を駐め仮眠する事にしました。

支笏湖売店で買ったコーラを飲み、助手席で一眠り。1時間ほどして起きた時、外の光景に思わず息を飲みました。

夕焼けに染まる支笏湖が、とても綺麗でした。とても感動しました。ちょっと車を駐めて寝てるだけで、こんなにも綺麗な景色が拝めるなんて。しばらく夕焼けを見ながら、ぼーっとしていました。

札幌市内で夕食

支笏湖の夕焼けを見終えたあと、札幌市内へ向かうことにしました。夕食はお寿司でも食べようと思い、北海道は回転寿司すら美味しいと聞いていたので札幌市内の回転寿司に行くことにしました。

ネットでちらっと調べると北海道ではトリトンという回転寿司チェーンが有名なようなので、トリトン平岸店へ向かうことにしました。

Yahoo!カーナビをトリトン平岸店に設定し、暗くなり始めた道を札幌市内へ。お店に着いたのは19時頃でした。

ですが、店内はいっぱい。1時間程待つと言われましたが、他にアテもないので車で待つことに。

車で待つこと1時間。順番の呼び出しが来たので店内へ向かいました。トリトンは回転寿司ですが、入ると担当の寿司職人さんからの挨拶がありました。一般的な回転寿司とは少し違うみたいです。

早速お寿司を注文。タッチパネルから注文できるので、気軽に頼めます。好きなサーモンを中心に、みそ汁を頼みました。

どれもネタが大きく、食べ応えがありました。みそ汁に入っていたホタテも身が大きく、とても美味しい!ペロリと食べてしまいました。

これだけ食べても、3,548円!

美味しくてリーズナブルで、北海道の人が羨ましくなりました。

ひとっ風呂浴びて、今日のキャンプ地へ

夕食も済んだので、この日泊まる場所を考えなくては。今日は北海道初日ですし、まずは車中泊という事で、その前にひとっ風呂浴びることに。湯元小金湯さんが良さげだったので、こちらでひとっ風呂浴びました。

お風呂も綺麗で、とてものんびり入れました。

ひとっ風呂浴びた後、今日の宿泊場所をどうしようかと考えてました。札幌近郊にある道の駅で一泊する事にしたのですが、案外札幌市内には道の駅がないんですよね。調べた結果、道の駅とうべつが良さげだったので、こちらで一泊。

道の駅とうべつに着いたのが0時近かった事もあり、さっさと歯を磨いて速攻で就寝。前日の寝不足もあったので、ぐっすりと眠りにつきました。

2日目のまとめ

移動経路

移動距離: 780km(うち、フェリー560km、車220km)

費用

内容 金額(円)
牛の里(昼食) ¥5,060
のぼりべつクマ牧場駐車場 ¥500
のぼりべつクマ牧場 ¥2,650
ENEOS ¥2,917
支笏湖駐車場 ¥500
セブン‐イレブン ¥509
回転寿しトリトン(夕食) ¥3,547
湯元小金湯 ¥900
マッチ ¥160
ソフトクリーム ¥400
合計 ¥17,143

無職なので北海道に行ってきた 1日目:北海道へ向けて出発!

無職になったのをきっかけに、急遽計画した北海道旅行。

無職なので北海道に行ってきた2022~序章~:北海道へ行った理由と準備 –イガリの日記

いよいよ出発です。

いよいよ出発

2022年9月7日(水)

無職で迎えた36歳の誕生日。時刻は8:00。前日のうちに載せた荷物を改めて確認。

忘れ物なし!1週間空ける部屋の戸締まり等を念入りにチェックし、いよいよ出発!

出発時のODOメーターは121,305km。

この距離から、壮大な旅が始まります。

フェリーの出発時刻は19:30。時間には余裕がありまくっているので、仙台までは下道でのんびり行くことにしました。

今回の旅行では、ナビはスマホのアプリ(Yahoo!カーナビ)を使うことにして、フィールダー備え付けのナビではYouTubeを流しながら行くことにしました。

平日の国道6号線を、ひたすら北上。途中、楢葉にある道の駅でトイレ休憩。

この時点でも9時だったので、道の駅は他に人もいませんでした。トレイだけ済まして、再度国道6号線へ。9:50、今度は浪江の道の駅で再度休憩。

15分程休憩し、12時ぐらいに仙台に入るのを目標に再出発。そして12時、目標通り仙台へ到着。

仙台でのお昼は、天下一品と決めていました。

久々の天一、やっぱり美味い!一度食べるとしばらく食べなくていいやってなるんですよね(笑)

天下一品を出てからは、仙台駅周辺でウィンドウショッピングをして時間を潰します。仙台は、買い物する場所が多くていいですね。見てるだけでも、あっという間に時間が過ぎていきます。

そんな事をしてたら眠くなってきたので、車を駐めて若干の仮眠。気が付くと16時ぐらいになっていたので、ぼちぼちと仙台港へ向けて出発することにしました。いよいよ緊張のフェリー乗り場です。

16時半、仙台港フェリー埠頭へ到着。

乗船手続きは17時からということで、しばし車内で待機。それにしても、この時点でかなりの雨です。「よりにもよって雨っちゃないよなー」と思いながら車内で待機。17時になると同時に、乗船手続きへ。

乗船手続きは並んでる時間も含めて10分程で完了。乗船チケットと一緒に、車に掲示しておく札も渡されました。

これをルームミラーへ引っかけておくみたいです。

乗船手続きも済ませたので、それまではフェリー乗り場を見てみる事に。乗船手続きをした建物の2階には、売店と待合室がありました。

徒歩で乗船する人は、ここから乗るみたいです。そして窓の外には、これから乗るきたかみが停泊。

これからこいつに乗って北海道へ行くのかと思うと、わくわくしてきました。

ある程度見て回ってあとは乗船するだけなので、早めにフェリーに乗る車の車列に並ぶ事にしました。

結構早めに並びましたが、既に結構な数の車が並んでます。本当は車から降りてフェリーを間近で見たりしたかったのですが、いかんせん外は雨。しかも土砂降り。なので大人しく、車内で脳筋さんのYouTubeを観ながら北海道どこを周るか候補を考えていました。

いよいよ、フェリーへ乗船!

そして18:15、いよいよ乗船開始。バイクから順に乗船していくので、自分の順番が回ってきたのは乗船開始から30分後。誘導員の指示に従ってフェリーに突っ込んで行きます。もうテンション上がりまくりです。

フェリー内の指示された場所に車を駐め、荷物を持って客室内へ移動します。なお、航行中は車に戻る事はできないので、必要な荷物はここで全て運ぶ必要があります。

エレベーターに乗ると、客室のある階へ。今回予約したのはエコノミーシングルの部屋。

客室内はベッドと簡易的な机のみの、シンプルな造り。テレビも付いていて、地上波デジタル放送も観れるようになってました。部屋には鍵がかかるので、貴重品があっても安心です。

荷物を置き、早速船内を散策。きたかみは2019年にデビューしたばかりの、まだまだ新しい船なので至る所も綺麗。

すげー、これが船の中なのかと感動してました。

ある程度散策し終えたら、少し早めの夕食にする事に。今回は夕食と朝食付きのプランにしていたため、船内にあるレストランで夕食をとります。レストランはビュッフェ形式で、好きなものを取っていくスタイル。

料理も美味しく、デザートまで食べてしまい思わず食べ過ぎてしまいました。これが後に思わぬ悲劇を生む事になるとも思わず…。

北海道へ向けて、フェリー出航

食事を終える頃、いよいよフェリーが出航です。大雨の中、フェリーがゆっくりと動き出しました。雨じゃなかったら、甲板に出たかったのですが断念。外が見える所から、のんびり外を見ていました。

当日は誕生日だったので、ありがたいことにいくつか来た誕生日をお祝いしてくれているLINEの返信をしてました。無職なのに誕生日をお祝いしてるれる友人もいて、しかもフェリーで北海道旅行だなんて贅沢だなー、なんて思ってました。

フェリーを無事出航したので、部屋に戻って少しパソコンをいじってました。というのも、あまりにものんびりしてたので旅行中に車内で聴こうと思っていた音楽プレイリストの編集が間に合わず、編集自体は終わってたのですがiPodへの転送が間に合ってなかったのです。なので、iPodへの転送作業を行っていました。といっても、iTunesを起動してiPodを接続しておくだけですけどね。

きたかみ船内の携帯電波状況

船の中では、比較的暇な時間を過ごす事になります。いつもならスマホでもいじってるのですが、船内はあまり電波状況がよくありません。

エコノミーシングルの部屋は窓が無いため、ほぼ電波は入りません。その中でも、ソフトバンクは全くダメでした。auはたまーにつながるかな?という感じで、ドコモは比較的繋がる印象でした。

ロビーまで出ると、auソフトバンクも何とか通信する事はできました。

しかし、いずれも通話はダメでしたね。

ちなみに今回乗船したきたかみはソフトバンクWi-Fiスポットが提供されており、ソフトバンクユーザー(ワイモバイル含む)は無料で、他社ユーザーも有料で利用する事ができます。自分はワイモバイルユーザーだったのでこれを使えばいいかとも思ってましたが、どうやらここで提供されているのはSSIDが0000softbankのみでした。iPhoneが使えるSSIDは0002softbankのみ対応なので、使う事ができませんでした。残念。

恐れていた船酔い

という感じのことをしながら、ロビーに行ったり部屋にいたりしたのですが、いよいよ来てしまいました。

そうです、船酔いです。

事前に酔い止めを買っておいたのに飲んでなかったのは、自分は船に強いか弱いかを知りたかったからです。どちらかといえば乗り物に強い方だと思っていたので、船酔いしない方だと思ってたんですよ。しかし、現実は違いました。しっかり酔いました。乗船2時間でギブアップして、ここで酔い止めを飲みました。

酔い止めを飲んで少し仮眠をとったら、多少は良くなりました。しかし、それでも気持ち悪いことには変わりなく。とりあえず、お風呂にでも入って気分を変えようと大浴場へ。

大浴場は浴槽が2つあり、かなりゆったりとした造りでした。また窓がついているため、朝は外を眺めながらお風呂に浸かる事ができるようでした。朝また入ろう。

部屋に戻り、iPhoneに入っている音楽を聴いたりして気を紛らわせました。テレビをつけると、水曜どうでしょうClassicがやってました。「待ってろ、北海道今向かってるからな!」なんて思いつつ、眠れないかと横になるも全く眠れず。これは船酔いよりも、船の揺れが大きすぎるのが原因。フェリーってこんなに揺れるの?ってぐらいぐわんぐわん揺れます。いやー、キツいなー。

そう思いながら、横になり眠れるのを待つのみ。結局、4時ぐらいまで眠れずに起きてる事になるのでした。

先行きが思いやられる初日でした。

1日目のまとめ

移動経路

移動距離:200km(車移動のみ)

費用

内容 金額(円)
セブン‐イレブン ¥370
セブンイレブン ¥420
ファミリーマート ¥142
コインパーキング ¥200
セブンイレブン ¥800
ケーズデンキ ¥2,933
自販機(コーラ) ¥160
天下一品 ¥1,150
フェリー ¥32,300
合計 ¥38,475

無職なので北海道に行ってきた2022~序章~:北海道へ行った理由と準備

昔からの憧れを実現しに。

北海道旅行へ行ったきっかけ

以前投稿した通り、去年の8月1日付で勤めていた会社を退職しました。

5年4ヶ月勤めた会社を退職していました – イガリの日記

今回は次の会社を決めずに退職したため、時間は沢山ありました。せっかくなら無職の今しか出来ない事をしたいと思っていた時、とあるYouTuberさんの動画が目に入りました。前々からチャンネル登録はせずに観ていた、脳筋ライダーさんの動画です。その動画では、脳筋さんが会社を辞め無職になり北海道へツーリング旅行に行く動画でした。

このシリーズの動画を観て、「あっ、北海道へ行こう」と思いました。

というのも、前々から北海道へ旅行に行ってみたいと思っていました。北海道自体は直近で辞めた会社の社員旅行で行った事はありましたが、2泊3日の社員旅行でしたのであまり時間はありませんでしたし、団体旅行なので自分の行きたい場所に行ったわけでもありませんでした。そのため、自分が行きたい場所へ気ままに旅行してみたいと前々から思っていました。

それに、我が家の両親が北海道へ定期的に行ってるんです。父は12年前に仕事を引退していますが、引退後は1~2年おきに夫婦揃って北海道へ旅行に行っています。しかも、だいたいはフェリーで車を積んでです。マイカーで北海道を巡る。車好きにはたまらないですよね。自分もいずれ同じ事をしてみたい。けど、それをやるにはお盆休みみたいな長期休暇ぐらいしかできないし、その時期は旅費も高いし。本当に行くなら、仕事を辞めて引退してからだな、と考えてました。

でも、今なら(お金は無いけど)時間はある!恐らく、今行かなければ絶対後悔する。行くなら今しかない!そう思って、思い切って北海道旅行へ行く事にしました。北海道旅行を検討し始めたのが8月下旬の事でした。今後の都合とかを考えても、行くなら9月上旬だなと思い、せっかくなら自分の誕生日である9月7日出発にしようと思い、出発する日を9月7日にしました。

北海道旅行の計画を立てる

出発日は決まったので、さて、どうやって北海道へ行くか。前述の通り、行くならフィールダーは持って行きたい。イコール、行くならフェリーだ。という事で、北海道行きのフェリーを調べてみると、いわきから近いのは仙台と大洗からフェリーが出ているようでした。

(※フェリーで行く北海道より引用)

どちらも行き先は苫小牧。両親はいつも仙台から乗っているようでしたし、乗るなら北海道へ少しでも近いところから乗るか、という事で仙台港→苫小牧のフェリーに乗る事に。仙台港からは太平洋フェリーさんのフェリーが出ているので、太平洋フェリーのサイトからサクッと行きのフェリーを予約。9月7日の仙台→苫小牧の航行はきたかみという船舶で、どうやら新しい船舶みたいでした。どうせ行くなら一番安い部屋よりちょこっとだけ良い部屋にしようと思い、エコノミーシングルという部屋で予約。

(※きたかみ|船舶紹介|太平洋フェリーより引用)

これより良い部屋は2人以上用らしいので、1人用ではこの部屋が一番良いようでした。

色々考えたのですが、とりあえず行きのフェリーだけ予約して、北海道内をどう巡るかや帰りの手段は旅行しながら考える事に。差し迫ってこの日に帰らなきゃいけない!という日はなかったので、行き当たりばったりののんびり旅行にする事にしました。これぞ無職の醍醐味!(こんなに遊んでていいのだろうか…?)

北海道旅行にあたって準備した物

遠く離れた、本州ですらない土地に1週間も旅行するのは人生初です。ですので、準備物は万端にして行くことにしました。

るるぶ(ガイドブック)

まず、北海道での巡り先は行き当たりばったりと決めたものの、さすがに何も調べない訳にはいかないということで、近所のTSUTAYAへ。旅といえばるるぶでしょ、って事で北海道全域が載ってるるるぶを購入。

これを読みつつ、なんとなくのルートを確立させて行く事にしました。

車中泊グッズ

さて、行き当たりばったりの北海道旅。宿泊地も当然行き当たりばったりなので、もしかしたら宿が取れないかもしれない。ですので、北海道では基本的に車中泊をして、疲れたら宿を取ろうと決めました。

フィールダーで一度車中泊をしていたので、目隠し用のものはある程度揃っていました。フロントガラスは、近所のホームセンターで売っていたもの。

サイドガラスは、SEIWA製のカーテン。

リアのクォーターガラスは、市販のブラインドをその形にくり抜いたもの。

そして、リアも市販のカーテンを持っていました。

これらに、自宅で使う布団を持ち込んで試しに車中泊してました。その時に、次の問題点が発覚。

・布団だと横幅が大きいため、リアが全て就寝スペースになってしまう ・カローラフィールダーハイブリッドはフルフラットにはなるが、水平にはならない

まず、リアが全て就寝スペースになる問題。フィールダーのリアは座席が6:4になっており、それぞれが独立して倒す事ができますが、1人で寝る分には2人掛けの座席(運転席側)だけ倒せば十分な広さが確保できます。しかし、全面倒さなければならない事により、荷物を置くスペースと後部座席から出入りすることができなくなってしまうのです。

そのため、今回は幅が狭い車中泊用のマットレスを新たに購入する事に。Amazonで売っているFIELDOORのマットレスを購入。

これにより、後部座席の1人掛けがフリーになる事により、乗り降りをする玄関的な箇所ができたのと、後ろに荷物を置いておく場所ができました。

マットレスと一緒に、空気を入れて使うタイプの枕も購入しました。

そして、カローラフィールダーハイブリッドはフルフラットにはなるけど水平ではないんです。後部座席の下にハイブリッド駆動用バッテリーを積んでいる影響があるため、水平にはならないみたいなんです。

色々探してみたものの、水平にするためのクッションのようなものの市販品は無く、同型のフィールダーハイブリッドで車中泊してる人もそこに関しては特にどうやってる等の情報も得られませんでした。

ですので、車内に何かを設置したりして水平にするのは諦めて、車体自体を斜めにする事により車内を水平にする事にしました。つまり、こういう事です。

(汚い絵ですみません…)

車体自体は、Amazonで売っているオイル交換の時に使うスロープを使って斜めにする事にしました。

これにより極力水平にするという、かなりの力技。ですが、これの導入によりかなりまともになりました。

今回の北海道旅行にあたって、不安なのがフェリー移動。今まで人生で長時間船に乗る機会が無かったので、自分が船酔いするタイプなのかどうかがわかりませんでした。今まで乗り物酔いというものをしたことが無かったので大丈夫かと思いましたが、念のため酔い止めだけは購入していく事にしました。

近所のツルハドラッグへ行き、店員さんおすすめの酔い止めを購入しました。

通信環境

1週間も旅に出るので、車内での通信環境も大事です。

スマートフォンはワイモバイルを契約していて、旅行当時はシンプルM+だれとでも定額を契約していたので、月あたり15GBは使えました。ですが、これだけだと不安なので、別途ポケットWi-Fiを用意しました。といっても、以前から車内でFire TV Stickを使用する際に使っていたおてがるWi-Fiに、新たに100GBをチャージしただけです。

旅行中はこのポケットWi-Fiがメインの通信環境でしたが、全く問題ありませんでした。

これ以外に、たまたま契約していた日本通信の合理的シンプル290を契約したSIMを差したiPhone SE3(サブ機)を持って行きました。メインのiPhone 11 Proにはワイモバイルの物理SIMとpovo2.0のeSIMが入っていたので、これでドコモ・auソフトバンクの3キャリアのエリアを使えます。povo2.0と合理的シンプル290は、あくまでバックアップ回線です。

そして、車内でパソコンを使えるように、シガーソケットから電源がとれるインバーターも準備しました。パソコンを充電する時は、自宅に来ているように正弦波が出力できるインバーターが良いらしいので、Amazonでよさげな機種をチョイス。

結局旅行中に車内でパソコンを使うことがなかったのでこのコンバーターの出番は無かったのですが(笑)そのうち活躍の時が来ると思ってます。

準備完了。いよいよ出発!

というわけで、旅の準備は完了。次回からは、旅行出発編です。