いよいよこの時が来た。カローラフィールダーハイブリッドの駆動用バッテリーを保証で交換しました

ブログの更新が久しぶりになってしまいました。色々あったもので…。
色々については、後々書いていきたいと思います。

さてさて、今回はフィールダーの話。
覚悟はしてましたが、この時が来てしまいました。

ハイブリッドシステムチェック点灯

それは、7月15日の事。
とある事情により有休を取得していたので、用事があって出掛けていた時の事でした。

用事を済ませて自宅へ帰る道中、走行中にフィールダーから聞いた事のない「ピー」というエラー音が鳴りました。
「えっ!?」と思ってメーターに目をやると、恐れていた表示が出ていました。

警告灯と共に、インフォメーションディスプレイに『ハイブリッドシステムチェック』と『ブレーキシステムチェック』という表示が出ました。
この表示を見て、すぐピンと来ました。

これはどう考えても駆動用バッテリーの寿命ですね。

この時点でのODOメーターは115548km。
以前どこかのブログでアクア系のハイブリッドカーは12万km程で寿命を迎える事が多いと書かれていた事を思い出しました。
(カローラフィールダーのハイブリッドシステムは、初代アクアのハイブリッドシステムをそのまま載せています)

よくみんカラやその他オーナーのブログで見かけるのは、警告灯が出る直前、極端に燃費が悪くなるというのは見かけてした。
自分の場合は極端に燃費が悪くなる事は無かったのですが、それに近しい予兆はありました。

警告灯が点く予兆:EV走行ができない

それは、警告灯が表示された日の前々日である7月13日の事。

夜に友人と食事に行って、その後日立まで出掛けました。その帰り道、走行中に違和感を感じました。

それは、いつもは走り始めて暖気が終わると60km/hぐらいで走行しているときはすんなりEV走行になるのですが、なぜかその日はいつまで経ってもEV走行になりません。
赤信号で減速する時も、ブレーキを踏んで減速中も停止してからも一向にEVにならず、常に1000回転程エンジンが廻っている状態でした。

日立市から北茨城市あたりまで走ってもこの状況で、その日は特に暑かった訳でもないのでエアコンも25℃オートで風量は最弱。

おかしい、明らかにEV走行しなさすぎる。
信号待ちで一度システムを落として再始動すると、その後は何もなかったかのようにEV走行が出来るようになりました。

この時、正直これは駆動用バッテリーがダメになったかという予感はしていました。
上で書いた駆動用バッテリー寿命の予兆である燃費が極端に落ちるというのは、EV走行にならなくなって燃費が落ちるという事では?
という予測は簡単に付いたからです。

そうはいいつつも、翌日以降も何事もなかったかのようにいつも通り走行できたので、「たまたま調子が悪かっただけか」と思ってました。
ところが警告灯が表示された事により、これは確実に駆動用バッテリーの寿命だなと確信できました。

車が駐められる広い場所まで移動し、そのままいつもお世話になっているディーラーに電話してから入庫しました。

警告灯が消えないようにエンジンをかけたまま営業の方に引き渡し、店内でコーヒーを飲みながら待つ事10分。
いつもお世話になっている整備の方から
「診断機にかけて見たところ、駆動用バッテリー内セルのひとつが、極端に電圧が下がった履歴が残ってました。今は警告灯もリセットしましたし、そのセルの電圧も回復しているので元に戻っている状態ですが、しばらく乗っていると再度同じ現象が出る可能性が高いので、駆動用バッテリーの交換をオススメします」
という言葉と共に見積りを持ってきました。

その見積りには、工賃込み16万円程の金額が書かれていました。

16万円の出費というとかなりの痛手ですが、以前も書いているようにこのフィールダーには購入時に3年間の延長保証とハイブリッド保証が付いています。
ただし、入庫しているのはトヨタカローラいわきなのですが、購入したのはトヨタカローラ新茨城なのです。
とはいえ、購入時に延長保証は全国のトヨタカローラ店(他に2つ程トヨタ系ディーラーの系列を聞いたのですが、忘れました)で受けられるという説明を受けた記憶がありました。

そのため、
「トヨタカローラ新茨城で購入時に保証に入った記憶があるのですが、こちらで保証は受けられますか?」
と聞くと、
「おそらく可能だと思います」
との事。

おそらくというのは、購入したのが別系列のお店なので、一度購入した系列(トヨタカローラ新茨城の事)に申請を出して、申請が通ったら保証で交換できますとの事でした。
とはいえ警告灯も点灯しているので、十中八九大丈夫でしょうとの事でした。

その日はトヨタカローラ新茨城への申請をお願いすることにしました。
順調にいけば、お盆前には交換出来ると思うとの事でした。

駆動用バッテリーは、リビルド品ではなく新品への交換との事でした。
リビルド品は不良があったセルのみを修理しているので、交換してもすぐ別のセルに故障が起きる可能性が高いので、新品への交換が安心との事でした。
また、交換自体は3時間もあれば交換できるので、1日入庫すれば大丈夫との事でした。
思ったより時間もかからず交換できるんですね。

寿命のバッテリー挙動

修理申込の後、用事があり郡山まで行く機会がありました。
その時気付いたのですが、警告灯点灯前と点灯してディーラーで消してもらってからとて、ハイブリッドバッテリーの挙動が変わっている事に気付きました。

カローラフィールダーハイブリッドの場合、駆動用バッテリーの電池残量はメーター内の液晶画面に表示され、それは8段階に分けて表示されます。

郡山からいわきに帰ってくる際には国道49号線を通る事がほとんどですが、この道路は郡山方面から来ると長沢峠からは長い下り坂を下ってくる事になります。

長沢峠は長い下りなので、普通に走っていても回生ブレーキが働いて駆動用バッテリーが満タンになるぐらいの充電量が得られていました。

ところが、一度警告灯が点きディーラーでエラーを解除してもらってから、長沢峠を下っても残量が半分以上になる事がなくなりました。
数回試しましたが、やはり一定以上量の充電がされる事はありませんでした。
詳しい原因等はわかりませんが、バッテリーに不具合が生じているのは確実でした。

申請完了と修理

ディーラーに行ってから3日後、電話がありました。

内容は
「トヨタカローラ新茨城から修理許可の連絡がありました。これからバッテリーの手配をしますので、翌週には修理の方は可能です。」
との事でしたので、その場で入庫予約をしました。
交換は3時間ほどですが、念のため1日預からせてくださいとの事でした。

翌週、開店と同時にフィールダーを預けに行きました。
代車を用意してもらっていたので、そのまま代車で帰宅。

代車は、カローラアクシオでした。
今までトヨタカローラ店で代車を借りた事が1回ありましたが、その時も全く同じ代車が来ました。(ナンバーも同じ)
カローラの人にはカローラを貸し出すんですね。

この代車はハイブリッドではない純ガソリン車なのですが、この車のアクセルワークが難しい事この上ないんです。
ハイブリッド車と特性が違うのでしょうが、すっかりハイブリッドに慣れた証拠なんでしょうね。

そして夕方、交換が終わったという連絡を受け受け取りに行きました。

バッテリー交換を終えて、フィールダーが戻ってきました。
駆動用バッテリーは新品になり、中古車保証が適用されたので修理代は無料でした。

駆動用バッテリー交換後は、問題も無く走ってくれています。
燃費が大きく良くなったという事はありませんが、いたって普通に走ってくれています。
駆動用バッテリー交換後変わったことといえば、上でも書いた長沢峠を走行中の事。
駆動用バッテリー交換前で警告灯が点く前より、交換後の方がバッテリー残量が満タンになりにくくなりました。
これは予測ですが、バッテリーが新品になった事により以前より充電できる容量が増えた(というより、交換前バッテリーの容量が減っていた)のだと思います。

認定中古車購入のススメ

それにしても改めて思ったのは、中古車はディーラー認定中古車が良いというのがよくわかりましたね。

購入から1年5か月、今のところ今回の駆動用バッテリー以外に故障はありません。
とはいえ、故障はいつ起きるかわかりません。
もし故障が起こってしまった時、認定中古車なら保証が充実しているので安心です。

今回も、保証がなければ16万円程が自己負担でした。
半年後には車検も控えていますし、16万円の出費はかなり痛いのも事実。
確かにディーラーではない中古車屋の方が安く買えますし、中古車向けの保証サービスもありますが、正直あまりお勧めしません。(過去に痛い目見ている。そのうち書きます)
多少高くても、安心のディーラー保証がお勧めです。

駆動用バッテリーも新品になり、まだまだ乗ります

カローラフィールダーを購入してから、ずっと頭にあった
「ハイブリッド用の駆動用バッテリーがダメになったらどうしよう」
という心配が解決しました。

もちろん、これからも故障する箇所とかは度々出てくると思いますが、その度に修理しつつ乗って行けたらと思います。