5年に1度の運転免許更新と、抽出検査の話
今年は5年に1度の、免許更新の年でした。
いわき市の運転免許更新事情
車の運転免許を取得したのが2006年。気が付けば15年が経過しましたが、幸いなことに今まで一度も捕まることなくゴールド免許を維持し続けています。今回も違反は一度もなく、点数に関係するような事故もなかった(0:10の追突事故は一度受けた)ため、無事ゴールド免許で更新できました。
いわき市民あるあるだと思いますが、福島県は免許センターが福島市か郡山市の2ヶ所しかないため、いわきのように免許センターが無い地区の人は最寄りの警察署で更新すると思います。が、その場合はまず免許更新の申し込みと写真撮影で1日、後日講習を受け新しい免許を受け取るためにもう1日、結果2回出向かなくてはなりません。もちろん平日のみですので、土日休みの人は必然的に半休を2回取得する必要が生じるのです。
免許センターで更新すれば1回で済むので、今までの更新はだいたい免許センターで更新していました。免許センターならば、日曜日も更新できます。(以前は特定の日曜日は予約なしで更新手続きが可能でしたが、今はコロナの関係で全ての日曜日で予約が必要)
しかし、今年は気付いてしまいました。
自分の誕生日は9月7日。免許更新が可能なのは8月7日~10月7日。いわゆるお盆休みが入っています。今まで気付きませんでしたが、よく考えれば免許センター(=公務員)は特定のお盆休みは無い。ということは、もしかして会社がお盆休みの平日に免許センターに行けばいいのでは?と。
気付かなかったー。今までお盆休みを避けた日曜日に行ってましたが、その必要は無かったのか。無知とは恐ろしいものです。って事で、今年は会社がお盆休みの間に免許更新を済ませることにしました。
運転免許更新に行ってきました
時は8月12日。
勤め先の会社はお盆休みでは無かったのですが有休奨励日だったため、有休を取得した上で郡山の免許センターへ。受付開始は8:30からとの事でしたが、早めに着きたかったので5:40に自宅を出発。国道49号線をひた走り、7:40には免許センターに着きました。早すぎた。
免許センターに着いてトイレに入るために建屋内に入ると、既に並んでいるではないですか。自分もトイレを済ませて並びます。公式では8:30からの受付開始でしたが、その日は8:10には受付開始するとか。おかげで、だいぶ早めに手続きに進めることに。
ということで、更新はサクッと終了。短時間で終わるのはゴールド免許所有者のメリットですね。
毎回悩む、交通安全協会への加入
免許更新といえば毎回悩むのが、交通安全協会への加入。毎回必ず加入を勧められて毎回加入してますけど、ぶっちゃけ加入しているからといってのメリットは特に無し。唯一のメリットである免許証のケースも、毎回使わず捨ててます。警察の天下り先へお金を払っているようなものなので無駄だとわかってはいるんです。
今回は入らないと心に決めていたものの、直前で説明された「交通安全協会の加入金で、毎年小学生の子ども達がランドセルに着けるカバーが贈られています。その他子ども達の交通安全活動に使われています」という文句に、『子ども達の役に立てるならいいか』と、結局今回も加入しました。
次の更新こそ入りません(笑)
抽出検査の思い出
郡山免許センターといえば、思い出すのは運転免許を取得した時の話。
大学2年の夏休み。実家の近くにある教習所を卒業し、その教習所が出してくれたバスに乗って郡山免許センターへ。筆記試験は行きのバスの中でテキストをパラパラ眺めて、何とか合格。前年に原付免許を取得していたので、そこまで苦労せず合格しました。
合格者が案内される部屋に入っていると、自分を含めて4人人が免許センターの人に呼び出されました。「何だろう?原付免許持ってるから手続き違うのかな?」ぐらいにしか思いませんでした。そこで免許センターの人に言われたのが、「これからコース内を走行してもらいます」との事。
そういえば聞いたことある。確か抽出検査とか言って、筆記試験の後に実際に運転させられる人がいるらしい。とはいえ、当たる確率はかなり低いって聞いてたけど、まさかそれに当たったの?
その場に居た自分を含めた4人は口々に
「聞いてません!」
「どうして自分たちなんですか?」
「もし不合格だったら免許もらえないんですか?」
と口々にブーブー文句を言う。
「抽選の結果、あなた達が選ばれました」
「もし失敗しても、免許はもらえるので安心してください」
と文句を言う4人(自分を含む)をなだめながら、説明を続けます。
抽出検査は、免許センター内にある教習所と同じようなコースを指示された通りに走り、きちんと教習所で技能を身につけてきたかを調べる、いわゆる教習所への抜き打ちテストのようなものです。
まずは、自分がどこの教習所を卒業したのか。修了検定、仮免許試験、卒検は何回受けたか等の情報を記載させられます。自分は一応全て一発で受かっていたので、それをそのまま所定の様式に書くだけです。
それが終わったら、今度は他の人たちより一足先に視力検査と、免許証の写真撮影に移ります。
その後に、今度は午後から走るコースの説明があります。コースの図面とどのようなコースを走るかが書かれた紙を受け取ります。とはいえ実際にコースを走る際には隣にのる検定員が行き先を説明するので、暗記する必要はありません。
ここまで終わったら午前中は終わり。お昼休憩です。
一緒のバスで来た学科試験に受かった人たちは「受かってよかったー!」とか「午後からの講習ダルいー」とかすっかり安心しきった感じでしたが、自分だけはどんより。とりあえず走行コースの書かれた紙を見ていると、バスを運転してきた教官がそれを見て「おっ!イガリが抽出検査なんだな!オレも見に行くからな!」と言ってきました。余計にプレッシャーです。
そして13時。
免許センター裏にあるコースに集まり、抽出検査が始まります。
一度試験官がみんなを車に乗せ、コースを走りながらポイントを説明してくれます。
それが終わったら本番開始。教習所の仮免許試験のような感じで、車に乗り込むところから始まります。
運転席に検査を受ける人、助手席に試験官、後部座席には検査を終えた人(もしくはこれから検査を受ける人)の3人が乗って行われます。
教習所を卒業したばかりなので、そんなに難しい事はありません。今まで習った事を忠実に行うのみです。自分はそんなに苦戦せず抽出検査を淡々と行いましたが、ひとつだけ「あっ、これしくったな」と思ったミスがありました。自分は、下の図のようなコースでした。
交差点を右折した先で一時停止をしてから左折なのですが、このストレートが短く車を左側に寄せきれなかったのです。これははっきりミスったと思いましたし、抽出検査が終わってから試験官から一人一人説明があるのですが、ここを指摘されました。
とはいえ致命的なミスでは無かったので、その後は他の人が運転する後部座席に乗ってから他の人の抽出検査を見守り、無事に免許証を受け取ってきました。めちゃくちゃ緊張しました。
ちなみに教習所の教官からは、「抽出検査がイガリで本当に助かった。他の人だったら目も当てられなかった。」と言われました。悪い気はしませんでしたね。
そんな抽出検査の思い出を思い出した、郡山免許センターでした。
ちなみにそんなことを思い出して当時走ったコースを見に行ってみると、その日は人が多かったからなのか免許センターに訪れた人の駐車場になってました。
ちなみに2枚目の写真の奥に見える信号機のある交差点が、自分が抽出検査の時にミスをした交差点です。
せっかくなら抽出検査の様子を見たかったのですが、よくよく考えれば午後からじゃないと抽出検査は行われないはずなので、見られるわけありませんよね。
これからも無事故・無違反目指します
ここまでせっかくゴールド免許を維持しているので、これからも無事故・無違反を目指して運転します。
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